交通機関を統合へ ドゥク・アタス 円形の歩道橋で接続 (2017年10月13日) – じゃかるた新聞

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 ジャカルタの目抜き通り、スディルマン通りの中央ジャカルタ区ドゥク・アタスを、公共交通機関の統合エリアにする計画が進められている。歩行者専用の高架式の環状交差点を建設し、同地区に乗り入れる鉄道やバスなど計五つの交通機関の乗り換えをスムーズにする構想だ。

 ドゥク・アタス地区には現在、国鉄(KAI)の首都圏専用電車(KRL、コミューター)のスディルマン駅と、首都圏専用バスのトランスジャカルタ(コタ〜ブロックM)のバス停があり、2019年3月開通予定の大量高速鉄道(MRT)南北線の駅の建設が進んでいる。

 11月末には、スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)に直結する空港鉄道が開通する予定。通りをはさんだ向かい側で建設中のスティルマン・バル駅は完成目前だ。

 さらに次世代型交通システム(LRT)も乗り入れる。東ジャカルタ区チャワン〜南ジャカルタ区クニンガン〜ドゥク・アタス間を結ぶ、LRTジャボデベックの路線を建設中。さらにLRTジャカルタの路線として、ドゥク・アタス〜パルメラ〜スナヤン間を結ぶ路線の建設が計画されており、2路線がドゥク・アタスで交差する予定。

 いずれも2019年までの開通を目指しており、コミューター、トランスジャカルタ、空港鉄道、MRT、LRT2路線の計五つの公共交通機関を利用する乗客は、首都圏全体を合わせると1日600万人に上ると予測されている。

 各交通機関の乗客が、スディルマン通りの立体交差点を中心に高層ビルやホテル、商店などがひしめく密集地を行き交い、乗り継げるようにするために考案されたのが、高架式の環状交差点(ラウンドアバウト)だ。

 これは中国・上海の高層ビル群にある環状交差点から構想を得た。上海のシンボルの一つとなっているオリエンタルタワー(東方明珠塔)から約100メートルの位置にある高架式の歩行者専用交差点で、ドゥク・アタス地区でも同様に、乗り換えのため駅や停留所をつなぐ歩行者専用の通路として設置する考え。

 ジャカルタ特別州開発計画局のトゥティ・クスマワティ局長は「公共交通機関の乗り継ぎに便利で、歩行者に優しい統合エリアにしたい」と説明。周辺には住宅やオフィス、公園などの公共施設も整備していく計画だという。

 首都圏では現在、駅を中心に商業施設や住宅などを複合的に整備する公共交通指向型開発(TOD)が進められており、建設が進むMRT第1工期の南ジャカルタ区ルバックブルス〜ホテルインドネシア(HI)前の路線の駅周辺でも計画されている。

 ドゥク・アタス地区のTODは、州営MRTジャカルタ(MRTJ)が州政府などと連携して最終計画案を策定中で、年内には正式に決定する見込みという。(毛利春香)



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