マンションのベランダを活用する工夫&注意点

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ベランダやバルコニーを積極的に利用する人が増えてきた

ベランダやデッキなどの屋外スペースを上手に取り込み、心地よさを高めた暮らし方が注目されています。本格的なアウトドアはなかなか難しくても、手軽に、非日常体験を楽しめるスペースとして、魅力を感じる方も多いでしょう。

一戸建てはもちろんマンションでも、洗濯物干しなど実用的なスペースとしてだけでなく、もうひとつのリビングとして、積極的に活用するプランも多くみられるようになりました。家族のコミュニケーションの場としたり、友人を招いたり。居心地のよさを高めるため、家具や雑貨などのコーディネートを楽しむ方も増えてきているようです。

アジャスト機能で、ベランダやバルコニーに合わせて高さや角度調整が可能。戸建て、マンション、新築やリフォームまで対応することができる。[レストステージundefinedベランダ仕様]undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

アジャスト機能で、ベランダやバルコニーに合わせて高さや角度調整が可能。戸建て、マンション、新築やリフォームまで対応することができる。[レストステージ ベランダ仕様] LIXIL

屋根のあるベランダ、開放的なバルコニー。広々としたルーフバルコニー

一般的に、ベランダは、外に張り出した屋根のあるスペースのこと。形状や広さなどにもよりますが、雨の日でも過ごすことができますし、洗濯物を干すことも可能でしょう。

一方、バルコニーは、屋根のない開放的なスペースのこと。庭のような感覚で、外とのつながりを楽しむことができます。また、ルーフバルコニーは、下の階の屋根を利用したもので、通常のベランダやバルコニーよりも広いスペースを確保したプランが多くみられます。

その他、サービスバルコニーと呼ばれるのは、比較的小さめのバルコニーを指し、室外機を設置したり、一時的に物を置く場として、使用されるスペースです。

これらのベランダやバルコニーは、上手に活用することで魅力的なスペースとなるもの。間取りやライフスタイルに合わせて、使い方やプランを検討することが大切でしょう。

共用部分であるベランダ・バルコニー。事前に管理規約の確認を

共用部のバルコニーに接着固定せずに設置や取り外しができる。天然木のあたたかみを持つ、表面硬度の高いポリプロピレンを使用したリウッド素材を使用。[集合住宅向けバルコニー用 リウッドデッキ 200  ID]undefined YKK APundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/undefined

共用部のバルコニーに接着固定せずに設置や取り外しができる。天然木のあたたかみを持つ、表面硬度の高いポリプロピレンを使用したリウッド素材を使用。[集合住宅向けバルコニー用 リウッドデッキ 200 <横張り> ID]  YKK AP

多目的な利用方法が考えられるベランダやバルコニーですが、マンションの場合、専有部分ではなく共用部分であり、緊急避難経路にもなるスペースなので、さまざまな制約や注意点があります。プランニングの際には、事前にマンションの管理規約などをしっかりと確認しておくことが重要でしょう。

たとえば、マンションによっては、デッキを敷いたり、大きな鉢植えを置くことが禁止されている場合もありますし、大量の土を入れての庭づくりやサンルーム、物置などを設置することも難しいでしょう。オーニングやシェードなども、簡易型であっても管理組合などの承認が必要な場合も。また、隣戸との間にある隔て板(仕切り板、蹴破り戸)は、災害時に蹴破り避難するためのものなので、板の前には物を置かないようにすることも基本。避難ハッチの周辺も同様です。

その他、どのようなプランにするにしろ、排水がスムーズにできるようにしておくことも重要ですし、そのために、日頃のお手入れや掃除などのメンテナンスがしやすいかどうかも優先させたいポイントでしょう。

快適さを高める工夫やアイデア

■床材にデッキやタイルを取り入れる

打ち水効果を持続させる保水機能付き、夏の暑い夜でも打ち水による心地よさが持続する。水はけを考慮した構造なので、ベランダやバルコニーを清潔に保つことができる。[タイルデッキシステム材undefinedバーセアundefinedMNシリーズ50]undefinedTOTOundefinedhttp://www.toto.co.jp/

打ち水効果を持続させる保水機能付き、夏の暑い夜でも打ち水による心地よさが持続する。水はけを考慮した構造なので、ベランダやバルコニーを清潔に保つことができる。[タイルデッキシステム材 バーセア MNシリーズ50] TOTO

ベランダやバルコニーを心地よくするために、床にデッキ材やタイル素材などを設置するケースも多くみられるようになりました。建材メーカーなどからも、専用の床材商品が発売されており、専門家の施工が必要なものからDIY感覚で施工できるものまで豊富に揃っています。ホームセンターなどで販売されている商品もあれば、ネットで購入することができるものもあります。

商品にはユニット化されたものも多く、バルコニーの形状に合わせ敷き詰めることが可能。打ち水をすることで日差しによるバルコニー床面温度の上昇を抑え、低温な状態を維持できる「保水機能」があるタイプも。夏場の床面の温度を下げるというメリットがあるものです。

床面にウッドデッキやタイルを敷き詰める場合は、避難ハッチの周辺は避けること、格子フェンスやラックなどを含め、強風で飛ばないような施工を施すことも重要でしょう。

■シェードを設けて日差しを調整する

ベランダやバルコニーの向きや広さなどにもよりますが、シェードや簡易型のオーニングなどを設けて夏場の強い日差しを調整してもいいでしょう。(マンションの管理規約によっては設置できない場合もあります)。設置する際には、強風などへの対策はもちろん、室内への日当りへの影響などにも配慮して取り入れることが大切です。

■テーブルやチェア、雑貨でくつろぎを

耐候性の高い強化木材を使用。ナチュラルなフラワーボックスや室外機カバーなども揃う。undefined[MDテラッツァ]undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

耐候性の高い強化木材を使用。ナチュラルなフラワーボックスや室外機カバーなども揃う。 [MDテラッツァ] LIXIL

テーブルやチェア、ソファなどを置くことで快適さも高まるものです。最近では、家具ショップなどでも、アウトドア用の商品が充実していますし、デザイン性の高いガーデニング用品も揃っています。室外機をカバーすることができたり、プランターラックや格子フェンス(ラティス)など、空間をトータルでコーディネートできるようなアイテムも多くみられます。

家具を選ぶ際には、インテリアを検討する際と同様に、アイテムの大きさはもちろん、配置や動線に注意すること。室内からの行き来のしやすさなどにも配慮してレイアウトすることで、使い勝手も高まります。常時、ベランダやバルコニーに置いておくのか、必要な時に室内から持ち出すのかによっても、アイテム選びは変わってくるでしょう。

また、照明器具(簡易型のタイプなど)を設けて、夜でも楽しめるように工夫をしたり、植木をライトアップするなどしても演出も考えられます。

■ガーデニングの際に便利なスロップシンク

バルコニーやベランダでは、ガーデニングを楽しみたい、という方も多いでしょう。その際に、あると便利なのがスロップシンク(掃除などの家事用の流し)。比較的大きなバルコニーを持つマンションや1階の庭付きの物件などでは、設置されているケースがみられる設備機器です。

ガーデニングだけでなく、運動靴や汚れ物なども洗う際にも便利なものですが、後付けはできないので、希望する場合は、物件選びの際にチェックしておくようにしましょう。

また、ガーデニングを楽しむ際に注意したいのは、土や枯葉が排水口に溜まり、水はけが悪くならないようにすること。水はけが悪くなると、階下へ水漏れなどが生じるケースもあります。また、避難経路に鉢植えなどを置かないことなど、日々のお手入れやメンテナンスをしっかりと心がけることが大切でしょう。

幼いお子さんがいる場合は、安全性を最優先に検討を

幼いお子さんがいるご家庭の場合は、転落事故などが起きないように充分に注意することが重要です。プランターや植木鉢、エアコンの室外機などに子供の足がかりになってしまうようなものは手すりの近くには置かない、設置しないプランニングが基本でしょう。

暮らしの中でも、荷物や子供用の椅子など、子供が乗ることができるものは、手すりから離して置き、持ち運びできないようにしておくこと。また、小さな鉢やおもちゃなど、ベランダから下に投げ落とす心配のあるものも置かないようにしましょう。幼いお子さんがいるご家庭では、安全性を最優先に考えたプランとすることが大切です。

モデルルームでは、日当たりや広さと同時に使い方をイメージして

マンション購入を検討する場合、モデルルームで確認することになりますが、室内に気を取られ、ベランダやバルコニーはじっくりチェックしないケースも。しかし、日々の生活の中では、屋外空間と室内空間のつながりは重要ですし、広がりや開放感を感じる重要なスペース。室内と屋外を行き来してみる、洗濯動線を考えてみるなど、しっかりと確認するようにしましょう。

ベランダやバルコニーを積極的に活用したいのであれば、モデルルームでは、奥行きや広さ、楽しむことができる空間か、スロップシンクや照明など適した設備が用意されているか、など、わが家なりの使い方をイメージしながら見学を。椅子やテーブルが配置されていたり、グリーンが置かれているケースもあるので、どんな使い方を想定しているのかも参考にするといいでしょう。

居心地のいいベランダやバルコニーが実現することで、そこで過ごす時間も増えてくるもの。リビング空間のように活用する中で忘れてはならないのは、近隣への配慮でしょう。予想以上に声は響くものですし、調理などの煙や臭いも気になるもの。気持ちよく過ごせるように、使い方や時間帯などに気をつけることが大切です。

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