不動産広告の基本(間取り・築年数・戸数・方位)

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【ガイドの不動産売買基礎講座 No.80】

不動産広告について、前回は土地および建物の面積表示に関する規定を説明しました。引き続き今回は、間取り、築年数、戸数、方位などの表示に関する規定をみていくことにしましょう。

間取りの表示方法

間取りは「2LDK」や「3DK」のように表示されますが、「LDK」ならリビング、ダイニング、キッチンが一体構造になったもので、「LD・K」ならキッチンが独立した構造ということになります。ただし、このあたりはあまり厳格に使い分けられているとは言い難いでしょう。

また、「2SLDK」とか「2LDK+S」といった表示の場合の「S」(または「N」など)は納戸のことであり、建築基準法の規定に適合せず「居室と認められない部屋」を指します。

「2SLDK」でも間取り形状は「3LDK」と何ら変わらない場合もありますが、即断は禁物です。日照などに何らかの問題(建築基準法に適合しない点)があるはずですから、間取り図や配置図をよく検討しなければなりません。

また、それぞれの部屋の畳数を表示する場合には、壁芯面積をもとに1畳あたり1.62平方メートル(以上)で換算した数値となります。

なお、2012年の「不動産の表示に関する公正競争規約」改正以前は、中古住宅で1畳あたりの面積が1.5平方メートル以上1.62平方メートル未満の場合に、その1畳あたりの面積を明記したうえで畳数表示することが認められていました。

「DK」や「LDK」の広さについては従来、公正競争規約で具体的な基準を設けていませんでしたが、2011年に一定の目安(指導基準)が示されています。

この指導基準によれば、居室(寝室)数が1部屋の場合のDKは4.5畳以上、LDKは8畳以上となります。また、居室(寝室)数が2部屋以上の場合はDKが6畳以上、LDKが10畳以上です。

築年数の表示、「新築」とは?

広告で「新築」と表示できるのは、建築後1年未満で、かつ未使用の場合のみです。

建築されてから誰も入居していない物件でも、1年を過ぎれば新築とは表示することができず、「築後未使用」などと表示されることが少なくありません。また、建築後1年未満でも一旦入居すれば新築ではなく中古として扱われます。

築年数は完成日を基準に表示されますが、たとえば「築15年」という表示よりは、 「平成**年(20**年)**月築」のように表示されることのほうが一般的でしょう。

総戸数・販売戸数の表示

新築分譲住宅や新築分譲マンションの総戸数は、開発区域内に建築されるすべての住宅の戸数であり、土地分譲の場合には「総区画数」という用語が使われます。

近年は、ある程度の規模の物件になると数期に分けて販売されることが多く、その場合は期ごとの販売戸数と総戸数が一致しません。

また、等価交換で建てられたマンション(もとの土地所有者が一部の部屋を取得する方式)などでは、もともと総戸数と総販売戸数が大きく異なるケースもあります。

方位の表示方法

マンションで「南向き」といえば、バルコニーが南に向いていることを指します。土地や一戸建て住宅の場合には、敷地からみた道路の方向で「東道路」「南道路」のように表されます。

いずれの場合でも「東、西、南、北、北東、北西、南東、南西」の8方位くらいしか使われず、言葉で表記する代わりに間取り図の横に方位マークで表示することも少なくありません。

ちなみに、不動産広告で方位の表示が義務付けられているのは新築分譲マンション(小規模団地を除く)の場合だけとなっています。

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