不動産広告の基本(徒歩時間・電車やバスの所要時間)

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【ガイドの不動産売買基礎講座 No.78】

不動産広告について、前回は広告主、物件の所在地、最寄り駅の表示に関する規定を説明しました。引き続き今回は、物件から最寄り駅までの徒歩時間、電車やバスの所要時間などに関する規定をみていくことにしましょう。

徒歩時間の表示

徒歩時間を「80m=1分」とする表示方法はよく知られているでしょう。この場合、1m~80mが1分、81m~160mが2分といった具合に端数はすべて切り上げとなるのですが、正確に細かく計測することはあまりないため、曖昧さの残るのが実情かもしれません。

中古物件などでは、分譲時のパンフレットなどに記載された徒歩時間をそのまま用いたり、とくに中古マンションでは他社による広告表示を書き写したりするケースも多いようです。

徒歩時間算出のもととなる道路距離の測り方では、信号待ちの時間や坂道などを考慮しなくてもよいことになっています。つまり、急な坂道の上り下りで3分かかったとしても、その間の水平距離が80mなら1分に換算されるわけです。

また、敷地の広いマンションなどでは駅に最も近い部分(出入り口)を起点とすればよく、地下鉄の駅などでは最も近い地上出入り口を終点とすればよいことになっています。

したがって「徒歩時間」というのは、マンションや一戸建て住宅の玄関から、駅改札やホームまでの実際の所要時間ではありません。

あくまでも “歩行距離” の目安として考えたほうがよさそうであり、80m=1分というのも少し早足くらいの感じですから、実際に何分かかるのかは自分で歩いてみるしかないでしょう。

ちなみに、通常では渡れない道路などではきちんと迂回した距離が基準となり、途中に時間帯によって通れない近道などがある場合はその旨が記載されることになっています。

なお、これらの基準は駅までの徒歩時間だけでなく、バス停まで、あるいは広告に表示される各種施設までの徒歩時間についても同じです。

電車やバスの所要時間の表示

電車やバスの所要時間は基本的に運行ダイヤによる所要時間が表示され、待ち時間や乗換え時間は含まないことになっています。通勤時間帯の所要時間が “著しく” 異なる場合には、通勤時間帯の所要時間が表示されることになっていますが、このあたりの判断は曖昧でしょう。

実際には「□□(ターミナル駅名)まで○分(日中)」と記載していたり、通勤時間帯と日中の所要時間を併記していたりするケースも多いようです。

バス便では、表示された所要時間と通勤時の所要時間が大きく異なるのはよくあることです。実際に聞いた事例では、広告に記載された時間が10分程度だったのに、通勤時間帯には交通渋滞で1時間かかったなどということもあるようですから、歩いたほうが早いのかもしれません。

また、所要時間も大切ですが、通勤時間帯の電車やバスの混み具合は広告では決して分からないものです。実際にその時間帯に乗り込んで確認してみるしかないでしょう。

なお、新しく開業する駅が近くにできるような場合には、その駅から物件までの徒歩時間は表示することができるものの(予定時期を明記)、主要ターミナル駅などへの所要時間は表示してはいけないことになっています。

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