高さ日本一の大規模複合再開発が始動~東京駅前に世界のグローバルビジネス集積地が誕生 – NET-IB NEWS

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 三菱地所(株)は4月17日、東京駅日本橋口前に位置する常盤橋街区(東京都千代田区大手町2丁目他)で「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」のD棟新築工事の地鎮祭を執り行った。これにより、東京駅前での10年以上にわたるビッグプロジェクトが始動する。

 同プロジェクトは、東京駅周辺で最大となる3.1haの敷地に段階的に4棟のビル開発を進める計画で、D棟はその第一弾。同プロジェクトの総事業費は4,946億円を見込む。

 今後、2018年1月には高さ200m超のA棟の新築工事着工を、23年には東京の新たなランドマークとなる高さ約390mのB棟の新築工事着工をそれぞれ予定。同社は、27年度の街区全体の竣工に向けて動き出すことになった。なお、C棟は地上部が広場で、地下変電所を改修する。

 同社広報担当者は、「丸の内を開発してきた当社としては、東京を金融のみならず世界中からのさまざまなビジネスを集積する地域としたい。丸の内には4,300の事業所があり、28万人が働いているが、その競争力をさらに高め、世界でも確固たる地位を占める一環として、このプロジェクトを推進する」とコメントした。

 東京都では、世界中から人材、資本、情報が集まるグローバルビジネスの場として東京を再生し、ニューヨークのウォール街やロンドンのザ・シティと並ぶ金融の拠点としていく「東京国際金融センター」構想の実現に向けた取り組みを推進しており、同プロジェクトが中心地となる可能性もある。

 今回、着手したD棟は、設計は(株)三菱地所設計と日本水工設計(株)が、施工は三井住友建設(株)がそれぞれ担当。竣工予定は2021年12月となっている。規模は、延べ面積約3万m2、地上9階・地下3階の最高高さ65mで、事務所や駐車場等のほか、下水ポンプ所を整備する。これは都心の重要インフラとして1964年に日本ビル地下に合築して設けられた東京都下水道局銭瓶町ポンプ所に替わるものであり、将来の更新も見据え、同プロジェクトと別棟化したうえで、機能更新を図る。竣工後は、東京都下水道局の所有となり、地上階は主に東京都下水道局の事務所となる予定。館内空調は、下水熱を利用した空調システムを採用し、環境負荷の低減を目指す。

 同プロジェクトのなかで最大規模となるB棟は、27年度に竣工を予定している。延べ面積約49万m2、地上61階・地下5階の最高高さ約390m。事務所や店舗、駐車場等を整備する。東京駅とは地下でつながる予定で、移動も容易になる。次に規模の大きいA棟は、21年度上期に竣工予定。延べ面積約14万m2、地上37階・地下5階の最高高さ約230m。こちらも事務所や店舗、駐車場等を整備する。地上部分が大規模広場となっているC棟は、18年1月に着工予定で、27年度の竣工予定。延べ面積約2万m2、地下4階で店舗、変電所、駐車場等を整備する。
 なおA棟、B棟、C棟の設計監理、施工会社の選定は、これからの作業になる。

 今回始動した東京駅周辺の同プロジェクトにより、「東京国際金融センター」の実現にも期待がかかる。

【ライター・長井 雄一朗】





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