子ども部屋の間取りで押さえておきたい3つのポイント

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子ども部屋づくりの際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。成功のカギは共に成長する間取りであること。収納プラン、密室化防止、独立後の再生など、親子が共に健やかに暮らせる、子ども部屋リフォームのポイントをご紹介します。

収納も一緒に成長させる、作りこみ過ぎに要注意

〈子ども部屋の間取り-1〉

子どもの持ち物は成長と共に量が増え、内容も変わります。よく考えて計画したはずなのに、子どもが大きくなるに従って、収納不足に陥ったり、使い勝手が悪くなってしまったり。中には子ども部屋に入りきらずに、リビングや廊下にはみ出してしまっている家も少なくありません。

子ども部屋の間取りを考える際は、少し大きめの収納を意識するのはもちろん、子どもと一緒に成長できる収納プランを考えましょう。

例えばクローゼットなら、小さいうちは「畳んでしまう服」が多いので、棚や引き出しが中心になります。しかし思春期を迎える頃には「吊るしてしまう服」が増えるので、より長いパイプハンガーが必要になります。また身長が伸びるため、使いやすい高さも変わります。

衣類以外でも子どもの持ち物の変化は大きく、幼いうちはおもちゃや絵本の収納用に大きなボックスや低い位置の本棚があると便利ですが、成長と共に本の種類は絵本から文庫本や辞書、参考書などに変化し、また雑貨、楽器などの収納も必要になります。

カスタマイズ収納

スケルトン・インフィルな構造なら、成長に合わせて中の棚や引き出し、パイプを自分でカスタマイズできる(セフィット

子ども部屋の間取りを考える際は、このような変化を踏まえてフレキシブルな収納プランであることが大事なポイントになります。その際は、スケルトン・インフィルという考え方で計画すると、後で融通が付きやすく、使い勝手のいい子ども部屋になります。

スケルトン・インフィルとは、外側の構造部分と、中の設備部分を分けて考えることで、内部の可変性を高めることを言い、収納で言えばスケルトンはまわりの側板、インフィルは内部の棚やパイプを指します。

子ども部屋の収納計画の際には、まず壁面収納などで余裕のあるスペースの確保を行ない、中のパイプや引き出し類は、ホームセンターで売っている樹脂製の引き出しセットや積み重ね式収納ボックスなどを活用して、持ち物の変化に安く簡単に対応できるようにしておくと便利です。

その際は、棚やパイプも自分で簡単に動かせるよう、可動式の作りにしておくと、衣類の変化にも対応しやすくなります。

注意したいのが、収納内部に引き出しや棚を、がっちりと作り込むリフォームをしてしまうこと。成長と共にだんだん使いにくくなっていく可能性があります。収納物の変化に合わせて自分で工夫することができれば、先々まで整理整頓がしやすい子ども部屋になります。

孤立させない密室化防止の工夫、プライバシーを守る配慮も

〈子ども部屋の間取り-2〉

うち壁に窓

子ども部屋と廊下の間仕切り壁に室内窓を取り付けた様子(一級建築士事務所 OfficeYuu

子ども部屋の間取りで注意したいのが、密室化の問題です。玄関から誰にも見られず直接子ども部屋へ出入りするプラン、中に子どもがいるか外から気配がわからない間取りは、家族から孤立しやすくなります。

そこで最近では、子ども部屋の出入りをリビングから行う、兄弟で共有スペースを持つなどの間取りが人気ですが、リフォームの場合、子ども部屋の位置が動かせない、大掛かりになるので費用が掛かり過ぎるなどの問題があります。

そんな時は、外から部屋内部の気配を伺い知ることができるよう、扉にガラスを入れる、間仕切り壁に室内窓を取り付けるリフォームで子ども部屋の密室化を防ぎましょう。室内窓は、密室化を防ぐだけでなく、両側の部屋を明るく風通しをよくする効果もあります。



 

ブラインド

間仕切り窓には目隠しでプライバシーへの配慮を。開閉がラクなロールスクリーン(TOSO

注意したいのが、子どものプライバシーです。子ども部屋の扉や室内窓に、ただ透明ガラスを入れるだけでは中が丸見えになってしまいますので、ガラス面にはカーテンやブラインド、スクリーンなどを付けておきましょう。

これらのカーテン類は子ども部屋の内側から取り付けを行ないます。普段は開けておいても、眠る時などは子ども自身が閉めることができるようにしておけば、プライバシーを守りつつ密室化を防いでいくことができます。

独立後、役割を終えた後の再生プランを考えておく

〈子ども部屋の間取り-3〉

子ども部屋が必要な期間を考えてみると、実はそれほど長い期間ではありません。幼児期には必要ありませんし、独立した後は子ども部屋としての役割を終える時期がやってきます。

そこで、巣立った後、ただの納戸や使うあてのない予備室にするのではなく、新しい役割を持たせた部屋として蘇らせることができるようにしておきましょう。例えば日当たりのいい部屋なら夫婦の趣味の部屋やアトリエとして、静かで暗めの部屋なら書斎や書庫として使うのもいいでしょう。

再生しやすい子ども部屋にするには、造り付け家具は分解移動ができるようにしておく、細かい間仕切り壁は収納家具などで仕切って後に簡単に動かせるようにしておくなど、フレキシブルな作りにしておくのがポイントです。

子供部屋

自分で動かすことができる可動間仕切り家具。子どもが小さなうちは夫婦の広めの寝室にしたりベビーベッドを置いたり。

間仕切り家具

ある程度成長したら、家具を間仕切り壁として部屋を2つに分けることができる(セフィット)

上の写真は、自分で動かすことができる可動間仕切り家具です。最初は壁に付けて広々ワンルームに、子どもが大きくなったら2つの子ども部屋にして、巣立ったらまた戻すといったようなことが自由にできます。

このような家具を使って子ども部屋の間取りを構成していくと、成長の変化に対応しやすく、後々のリフォーム費用も節約できます。1つの子供部屋を2つに分けるリフォームのアイデアやプランは下記でご紹介していますので、あわせてご覧ください。

狭い子ども部屋でも、空間を活用して上手に間仕切れば6畳を2人で使うことも可能です。下記に6畳の間取りの子ども部屋を2人で使う事例をご紹介していますので、あわせてご覧ください。

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