賃貸オーナー必見!立ち退き交渉の成功事例・失敗事例

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 ちょっとした言動で立ち退き交渉が振り出しに

大切な立ち退き交渉

大切な立ち退き交渉

老朽化した物件を建て替えて、優良な収益物件として蘇らせる際、必ずと言って良いほど直面するのが入居者の立ち退き交渉です。
これを甘く考えているオーナーさんは要注意で、ちょっとしたボタンのかけ違いが計画の頓挫を招くこともあるのです。
ここでは、立ち退き交渉の成功事例や失敗事例をご紹介していきたいと思います。

まず、2階建てのアパートを解体し、マンションを建築したオーナーさんの事例をご紹介します。

このケースでは、半年間の交渉の末、オーナーさんが入居者に対し、100万円という高額の立ち退き料を入居者に支払うことで両者が合意をしていました。

しかし、いざ支払うという段階になって、高額な立ち退き料に納得の行っていなかったオーナーさんが突如冷静さを欠き、なんと、ポケットから取り出した現金を投げつけてしまったのです。

その態度に入居者は激昂し、結果的には解決までさらに1年間を要してしまうことになりました。

次に、築40年の木造一戸建ての取り壊しを決めた80代のオーナーさんの事例をご紹介します。

30年間住み続けてきた入居者との交渉が難航し、このケースでも、やはり高額の立ち退き料を支払うことになりました。

オーナーさんは、その入居者が生活に困っていた時などには家賃を減額するなどの配慮をしてあげていたようで、高額な立ち退き料を提示されたことに裏切られた気持ちだったのでしょう。

つい「これでは、軒下を貸して母屋を取られたようなものだ」と口にしてしまいました。

それを聞いた入居者は態度を硬化させ、交渉は決裂。

20年近く前の話ですが、入居者は未だ老朽化した建物に住み続けています。

その土地は都心の一等地にあり、計画がスムーズに進めば、大きな収益を生む物件に生まれ変わっていたことでしょう。

オーナーさんにとっては、悔やんでも悔やみきれない結果となってしまいました。

大切なのは、相手を尊重しご協力いただくというスタンス

一方で、こんなケースもあります。
あるオーナーさんは、建て替えを計画するにあたり、入居者に手紙を持参し、これまでの感謝の気持ちとともに、これ以上の建物の維持が難しいことを丁寧に伝えました。
そして、その後も、移転先候補の間取り図を持参して説明するなど、親身になって入居者の引越し先を探しました。
そうした誠意が伝わったのでしょう。
最終的に、すべての入居者が自力で引越し先を探し、立ち退き料も30~50万円という、引越し費用に少し上乗せした程度に収めることができたのです。
このように、感謝の思いと誠意をもって対応すれば、入居者にもその気持ちは伝わります。
中には、退去の際、「お世話になりました」と菓子折りを持ってきてくれる方さえいます。
立ち退き交渉を軽視してはいけませんが、怖がる必要もありません。
大切なのは「出ていってもらう」といった上から目線ではなく、相手を尊重し「ご協力いただく」という謙虚な態度なのです。
立ち退きにあたっては、入居者にも引越しの手間や各種届け出の変更といった負担が掛かります。
そのような事情にも、配慮しなければなりません。

立ち退き交渉に長けた専門家に任せる手も

交渉事ですから、感情的になる場面もあるでしょうが、入居者は決して敵ではありません。
最悪のパターンは、相手に合わせて感情的になってしまうことです。
そこで、直接交渉に自信が持てない場合は、まずは交渉に長けた専門家に依頼することをお勧めします。
ただし、いきなりお願いするのではなく、「周りの意見」をよく聞くことから始めましょう。
弁護士、不動産会社、そして土地活用のコンサルタントの意見はとても貴重です。
建物の老朽化の度合い、賃料、入居の経緯や事情、入居者との関係など、正しい情報を多面的に知らせて、精度の高いアドバイスをもらえるようにしましょう。
注意が必要な点は、弁護士でない者に交渉を依頼し報酬を支払うのは弁護士法違反になるということです。
立ち退き交渉には、先にある目標をしっかり持って、予算に余裕をもち、相手を気遣うスタンスで臨みましょう。





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